「…さん。おのさん。遠野さんっ!」
「はいっ!?」
気がつくと、目の前に心配そうな高崎さんの顔があった。
「どうしたの?さっきからずっとぼーっとしてるけど…」
表情と同じく心配そうな声で高崎さんが尋ねる。
「え?ああ…なんでもないよ。で、なんだっけ?」
にっこりと笑うと高崎さんも曖昧に笑った。
「えっとね、よかったら今日アイスでも食べに行かないかなーっと思って…。テスト勉強、まだ始めてないんだよね?」
私は驚いて目を見開いた。
高崎さんから誘われたのは初めてだ。
でも………
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…