「あの傷…」




なんで彼にあの傷が…?



あれは臨にしかないはず…



「ほらやっぱり」



私の表情を読み取ったのか隣で朱莉がニヤリと笑っていた



「あの子でしょ?葉月のいう"臨"は」



私はその朱莉の言葉に



頷くしかなかった