「お父さんっ……お母さんっ……………誰か誰かあああ」

燃え上がる炎を前に俺は叫ぶ。

自分の両親を助ける為に周りに助けを求めた。

でも誰も……誰も俺の声に耳を傾けてくれない。

その後の事は俺は何も覚えていない。

ただ1つ

その場に白い羽と黒い羽が落ちてた事以外は。