冴凪さんが倒れたあの日から1ヶ月が経過した。
倒れたからって命には別状はない。
ただ、目が覚めた時には俺にとっての大切な記憶を失っていただけだ。
「初めまして、透君」
そう俺達との思い出が記憶から末梢されたのだ。
「今日から君のマネージャーになる冴凪と言います」
同じ冴凪さんなのに、もう俺の知ってる冴凪さんはいない。
「……っ!!」
俺が彼の天使としての人生を壊したんだ。。
瞳から生温かいものが出て頬を辿る…。
涙だ。
どうしてこんなにも俺の周りに居る人は不幸になってしまうのだろうか。
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