「紗奈か、了解。これから宜しく……」 「…悪いけどそれは認められないかなあ」 嫌な予感は当たったか。 透を尾行して正解だった。 俺が間に入れば二人は目を大きく見開いた。 それを見てまあそうなるよな。とは思ったけど。 それよりも透と紗奈と呼ばれる少女がお似合いに見えて間に入るのが遅れた自分に腹が立つ。 「悪いけど透は芸能人であって今はアイドルなんだよ、お茶の間の」 そんな彼に悪魔である彼女を近づかせる訳にはいかなかった。 悪魔は人を不幸にする。 そういう存在なのだから。