「別に貶してる訳じゃないし…。ただ彼が信用出来る人って今少ないだろうから…」 ただ、顔を真っ赤にして透を心配する彼女は素直に可愛いなと思えた。 「ははっ」と笑えば「何よ!!!」と益々頬を赤らめる。 「いやあ…お前にもまだ可愛らしい所があるんだなあって思ったら安心したわ」 乱暴に頭を撫でてやればむすーっと頬を膨らませ拗ねてくる。 何だ、こいつもまだ可愛いらしい所があるじゃねえか。