会社で告白される事もあった

飲み会や遊びの誘い

すべて断り続けていた

穏やかに月日の流れを楽しんでいた




「もしもし」

『もしもし』

「シチュー作ったんだけど、来る?」

『今日は、晄と飲んでんだ』

「そう、じゃあ食べるね!」

『ん、またな』



来るのが当たり前になっていた
だから、ちょっと寂しい


てゆーか、なんでもしもしって言うんだろ



シチューを食べながら考える



片づけも終わり、テレビ見てたら


「シメにシチュー食いに来た」

「ふふっ 温めるね!」



黙々と食べて、お皿にスプーンを置いた
一喜が真面目な顔をした



「晄が良い奴すぎて勝てねぇ」


「仕事?」


「いや
今度ここに連れてきてもいいか?」

「うん いいよ」