守ってあげたい 【完】

勝手に足が、進んだ。

今のこの、不法侵入真っ最中の私は

犯罪者もびっくりするくらい、

第6感=シックスセンスが炸裂。



まるで、なにかに招かれているように。

まるで、犬が嗅覚で獲物を探し当てるように。


ほんの少しの迷いもなく

ある部屋の前にたどり着いた。