『押さないでよっ』


「邪魔なんだよ」


腹立つーーーーっ!



遠くに飛んで行った上履きを、
ケンケンしながら履きに行くと、
もう一度後ろから
ダンッと突き飛ばされた。

片足でケンケンしていた私は、
今度はさすがにバランスが保てず、
カエルのように転んでしまった。