「それでは、これより成田壮介特別トークショーを終わります」




ザワザワ…‥





「お疲れさまです、成田さん」



「お疲れ」



「今日スタートですね。ドラマ!!絶対見ますから、僕」



「どーも…」



「頑張ってくださいね。応援してます」





新ドラマのトークショーを終え、今日の俺の仕事は終わり




女の奇声をガンガンにくらい、頭が痛てぇ




スタッフの新米がさっきから俺に付きまとう




「憧れです。成田さんと一緒に仕事できて光栄です!!」



そりゃどーも



「尊敬してるんですよ。色んなことできて、たくましいなぁって」




俺のこと尊敬してくれるのは嬉しいが…



「なんで芸能界に入ろうと思ったんですか?」




お前は記者か…




つーか、俺のこと尊敬して憧れなんだったら、少しは気使えよ



ペラペラ喋りやがって…



疲れてんだよ、こっちは




さっさと出ていけ。




ガチャ…




「壮介、仕事の追加だ…っとお客か」



「あ、すいません。失礼しました」




新米スタッフは一瞬でいなくなった




倉岡、ナイス。