窓から見える朝焼けばかりが綺麗で、泣きたくなった。
どれくらい経ったろうか。
透流が握っていた私の手を離す。
温もりが消えた。
「透流」
「ちぃちゃん……さよなら」
「透流、」
「じゃあ、またね」
「透流、ねえ待って」
服を着て、透流は私を振り向いた。
まだ裸の私に困った顔をして。
「さよなら、ちぃちゃん」
額にキスをして、私を残して歩き出した。
扉の近くで私をまた振り返る。
「透流、」
ヘニャリとした笑顔。
終わりを悟らせる笑顔。
すべての力で、私は笑顔を作った。
同時に涙がまたあふれる。
「さよなら、透流」
終わりだと、思った。


