夕食が終わり、父さんに言われた通り柊沢さんを俺の部屋まで案内している。
が、会話が一つもねぇ!
ここは俺が話題をふるところなのか。
もうついてしまう。
覚悟を決めクルッと柊沢さんの方に向き
「今日読んでいた本、なんて本?」
と聞いた。
柊沢さんは顔色一つ変えず
「医学の本です。」
「へぇー。医者になりたいの?」
「いいえ。」
・・・・・・・・ってまたの沈黙
「そういや、柊沢さんはどうやって父と母と会ったの?」
「秋鷹様のお姉様の冬華(とうか)様にご紹介させてもらいました。元々は冬華様のメイドになるつもりだったんですが、秋鷹様のメイドがいないということでしたので。」
嫌々だったのかよ。
ていうか姉貴の女癖の悪さは知ってる。
メイドでもそのせいでやめた人を何人か知ってる。
冬華と柊沢さんはそういう関係だったのか?
なんか、モヤモヤする。
「秋鷹様。あと私の事は呼び捨てで柊沢とお呼びください。」
「わかった。それより、姉貴に近づくな。」
「失礼ながら、冬華様は秋鷹様のお姉様ですのでそれはできません。」
チッと軽く舌打ちをする。
「わかった。後、メイドをやっていることは俺の友達には内緒だからな!」
「御意」
