ダーナの言葉に目を見開いた
次の瞬間だった。
ドシン!
大きな足音とともに、床が軋む音が辺りに響いた。
ランバートと共に背後を振り返ったその時
真後ろにいたのは、“大剣を振りかざした大男”だった。
「っ!!」
息が止まった瞬間、ランバートが素早く私を横抱きにする。
ドォン!!
ソファが真っ二つに叩き切られると同時に、ランバートは私を抱きかかえたまま剣の軌道から外れるように動き、私は間一髪のところで斬撃から逃れた。
パラパラと衝撃で天井から砂埃が落ちてくる。
先ほどまでいた所が見るも無惨なほどバキバキに破壊されているのを見て、全身が凍りついた。
「…私の家は壊さないでいただきたい。」
ダーナが、大男に向かって声をかけた。
ぬぅ…、と、大剣を持ち上げた大男は、ギロリと私たちを睨んで口を開く。
「あぁ…、悪いな。標的を一発で仕留めようと思ったんだが、逃げられたようだ」
その声を聞いた瞬間、私の中で目の前の大男と記憶の中の影が一致した。
「…エーテルの、団長……?!」



