ランバートの選んだ指輪は、私の薬指でキラキラ光る。
そのことだけで胸がいっぱいになった。
(…この日のために、用意してくれてたんだ…)
私は、さりげなくランバートに尋ねる。
「昼間のミトンがクリスマスプレゼントじゃなかったの?」
「違う違う!“こっち”が本命。」
(…そうなんだ…。私、てっきりプレゼントはもう終わったんだと思ってた。)
私は、ごそごそと自分のカバンに手を入れる。
「?」と私を見つめるランバートに、私は言った。
「実はね、私もランバートにプレゼントがあるの…!」
「!そうなの?わー…!」
子どものような声を上げるランバート。
無邪気にわくわくしだした彼は、カバンの中身をこっそり覗き込もうとしている。
「あっ!だめ。目ぇつぶってて!」
「!…はーい。」
素直に目を閉じるランバートは、私から声がかかるのをじっ、と待っているようだ。
(デートをすると決まった日から必死に考えた“プレゼント”。…喜んでくれるといいな。)
私は、ばさり、と袋から“プレゼント”を取り出す。
そして、目を閉じる彼の顔に数秒見惚れて、声をかけた。
「ランバート、目ぇ開けて!」



