パァァッ!!
レストランの大きな窓の外に見える、街の広場に飾られたクリスマスツリーが、一斉に明かりを灯した。
粉雪とともにキラキラと輝き出すイルミネーション。
広場の中心部だけが色とりどりにライトアップされる景色は、幻想的で、誰もが言葉を失って見惚れる。
「…すごい、魔法みたい…」
ぽつり、と私が呟くと、隣で外を眺めていたランバートがわずかに目を細めて答えた。
「…そうだね。」
優しげにそう口にしたランバートを見つめると、店内の電気が、ぱっ!とついた。
安堵するお客さんを見回し、私はランバートに耳打ちする。
「今の、お店のサプライズだったのかな?ピアノの演奏からのライトアップも、流れがぴったりだったね…!」
すると、ランバートはにこり、と笑って呟いた。
「うん。…どうやら、このお店には連携のとれたいい店員さん達がいるみたいだね。」
私は、そんな彼に頷きながら、デザートのケーキを頬張ったのだった。



