そんな彼らの会話にくすくすと笑っていると、やがて辺りに木々が並ぶ道に入った。
どうやら、鉱山の奥には森が広がっているようだ。
地図を広げたランバートに、ルタが声をかける。
「ねぇ、今どこ辺なの?地図見せてよ。」
「あー、いいのいいの。全部俺に任せて。」
何故か、頑なに地図を手放さないランバートに違和感を覚えたが、ルタも眉をひそめながら景色に視線を移した。
(まぁ、ランバートに任せておけば大丈夫だよね。)
確信のない安心感に包まれる。
ここにいるエーテル達は色々言いはするが、心の中では団長のランバートを信頼しているようだ。
それは、今まで一緒に旅をしてきた空気感の中で自然と感じられる。
そのせいか、ランバートの指示に異を唱えるものはいなかった。
(よかった。このまま行けば、無事にたどり着けそう。…イヴァンさんは疲れるだろうけど。)
と、景色に心を馳せた
次の瞬間だった。



