大剣のエーテル



(…!)


彼の言葉に驚いて目を見開く。

一派のアジトに向かうということは、これまで以上に危険な旅になるということなのだろう。

エーテル再集結というのはつまり、団体戦ではないと一派と渡り合えないということだ。

ランバートは、私の不安を察したかのように優しく言葉を続ける。


「大丈夫だよ。ノアちゃんのことは、俺が守ってあげるから。…なんたって、俺はノアちゃんの“護衛”だしねっ。」


ふんわりと包み込むようなその言葉に、ほっ、と体の力が抜ける。

いつだってそうだ。

この人はいつも、私の欲しい言葉をくれる。

すると、ランバートは私の予想だにしなかった一言を口にした。


「ノアちゃんの魔力も俺がちゃんと取り戻すから。…魔力の持ち主の目星もついたし。」


「えっ?!!」


ランバートは、驚く私に続ける。


「ルタから聞いたんだけど、昼間の戦闘でフォーゼルがノアちゃんに攻撃しようとした時、彼の魔力が消えたんでしょ?」


確かに、私の体に影の爪が突き立てられる瞬間、フォーゼルの魔力が消えた。

ランバートは、自身の手を見つめながら口を開く。


「それは、フォーゼルが魔力を増量させるため使っていた“指輪”に宿っていた魔力が、ノアちゃんのものだったからだよ。」


「!」


(…どういうこと…?)