固まる俺に桃原はにこっと笑って



「かっこよかったよ!





私には1番かっこよく見えた」



慰めじゃない、本心だってことを目が言ってた



桃原ってあんまり男に話しかけるイメージないし、なんとなく特別感も感じて

好きになるには十分だった



「…ありがと」


照れながら言うとふふっと笑って、どういたしましてってにこっと言う




「あ、あと足痛めてる?」


「え?」


「なんか歩き方が右脚かばってるように見えたから」




なんでそんなまわりをよく見てるんだよ





こんなのぞっこんにならないわけがない