大抵の人はご褒美をもらえる時点でやる気がでるものだ。

更にそこに「なにがもらえるかはわからないがとても良いもの」という気になる要素を入れる。

勝たなければもらえないし、その気になる内容もわからない。


「いかがですか?」

「気になるから勝とうって思う気持ちが強くなるね!やる気でる!」

「ふふふっそうでしょう、そうでしょう。それにもう1つメリットがありますのよ」

「メリットって?」


もし先にご褒美の内容を言った場合、そのご褒美というものが本当に相手にとってのご褒美なのかはわからない。

それが相手にとってご褒美と思うまでのものではなかった場合、やる気などでないだろう。

しかし、「とても良いご褒美」という内容のわからないものの場合、そのご褒美の内容が相手にわかるのはやる気をだして何かを行った後。

つまり、事後なのでそれが相手にとってご褒美と思うものかどうかなど関係がないのである。