後ろから声をかけられて振り返る。 そこには、今会いたくない女ナンバーワンがいた。 「えっと、私大野って言います! 山内くんと同じクラスの...」 知ってる。 お前のことは知っている。 朝から何度も聞いた。 「なんだよ」 顔を合わせているのが嫌で、早く会話を終わらせたい。 早く教室に行かせてくれよ。 「話したいことがあって」 こいつは、何が言いたい。 「話したいことっていうのは、山内くんの事なんだけど」 拓海のこと...? こいつと拓海が出かけたのは昨日...だったよな。