「なんだそれ」 「名前呼びたくて」 それだけかよ。 あれか。お前は新しく友達になったやつには次の日もしっかり喋りたい派か。 「...アホか」 気づけばそんな言葉が口から出ていた。 「んな! 失礼だなぁ、僕に対してそんな事言うのは君くらいだよ」 少し顔を赤くしながら恵は言い返す。 顔を赤くしていてもイケメンで、可愛げが増すとか反則かよ。 「男に遠慮する義理はねぇ」 「もっと失礼だね」 会話がリズムよく進む。