腹黒王太子の華麗なる策略

そんなアンの身体をベッドに縛り付け、ニヤリとした。

「侍女は廃業しただろ?」

「あっ……そうだった」

「まだまだ俺のお妃という自覚が足りないな」

そんな注意をしながら、アンの首筋から胸元にかけてキスをしていく。

「……ご、ごめんなさい。でも、お城に戻らなくて……いいの?ラルフ達……心配してるんじゃあ。ちょっと、クリス!」

俺の手が彼女の胸に触れると、アンは俺の頭を掴んで止めた。

昨夜たっぷりと彼女を抱いたし、疲れているのだろう。

アンはラルフの話を持ち出し俺の気を逸らそうとする。

だが、俺は気にした様子も見せずに告げた。

「昨日が初夜だったのに、こんな朝から俺の寝室に来るような野暮な真似をするわけがないだろう?ラルフなら子作りに専念できるよう気を使って、俺が呼ばない限り部屋には入って来ない」