腹黒王太子の華麗なる策略

熱い目で私を見て、クリスは身体中にキスの雨を降らしながら、私を愛撫する。

「愛してる」

そう囁いて、クリスは身体を重ねてくる。

そして、ついに彼とひとつになった時、静かな波の音が聞こえた。


★ ★ 〈クリスside〉



次の朝、波の音に気づいて目が覚めた。

窓から差し込んでくる日差しは柔らかく、心地よい。

ようやく自分の想いが叶ったからだろうか?

気分はとても爽やかで、落ち着いている。

物心ついた時から、〝アンをお嫁さんにしよう〟と決めていた。

周りが反対しようが言葉巧みに説き伏せ、彼女を俺の側に置いた。