腹黒王太子の華麗なる策略

それから、どれくらい空を飛んでいたのだろう。

海の波の音が聞こえてきて、海辺にある城に私達は降りた。

「ここは?」

「母が育った城だ。最近あまり使うことはなかったが、ちゃんと手入れはされている」

クリスは慣れた様子で先に窓から忍び込み、私の手を手を取った。

そこにはベッドがあって、彼はテーブルの上にあるランプに火をつける。

そして、クリスはベッドの上に座ると、私を抱き寄せた。

まず私が着ていたマントを取り、次に寝間着を脱がしていく。

彼の目に晒される私の肌。

「……ランプ消して」

か細い声でクリスにお願いするが、「駄目だ」とあっさり彼に却下される。

胸を隠したら、クリスに両腕を掴まれてそのままベッドに組み敷かれた。

「隠すなんて許さない。全部見たい、全部知りたい」