クリスの部屋で過ごしたのがバレたらどうしよう!
慌てて涙を手で拭い、少し身構えながら彼に挨拶する。
「お、おはようございます。ラルフ宰相」
「……で、殿下はもう起きているのか?」
息も絶え絶えにラルフ宰相は私に尋ねる。
「はい。もう着替えも済まされているので、入っても大丈夫ですよ」
「そうか」
口早に言って、ラルフ宰相はクリスの寝室に入る。
こんな朝早くから何かあったのだろうか?
礼儀正しい人なのに、挨拶もせずにクリスの部屋に入っていくなんて、ただ事ではなさそうだ。
でも、お陰で起床の鐘が鳴ってもいないのに、ここにいることを気づかれずにすんだみたい。
そんなことを考えていると、クリスの部屋の向かい側からドタドタガシャンと大きな物音がした。
その部屋は、クリスの腹違いの弟である第二王子のディオンの寝室。
慌てて涙を手で拭い、少し身構えながら彼に挨拶する。
「お、おはようございます。ラルフ宰相」
「……で、殿下はもう起きているのか?」
息も絶え絶えにラルフ宰相は私に尋ねる。
「はい。もう着替えも済まされているので、入っても大丈夫ですよ」
「そうか」
口早に言って、ラルフ宰相はクリスの寝室に入る。
こんな朝早くから何かあったのだろうか?
礼儀正しい人なのに、挨拶もせずにクリスの部屋に入っていくなんて、ただ事ではなさそうだ。
でも、お陰で起床の鐘が鳴ってもいないのに、ここにいることを気づかれずにすんだみたい。
そんなことを考えていると、クリスの部屋の向かい側からドタドタガシャンと大きな物音がした。
その部屋は、クリスの腹違いの弟である第二王子のディオンの寝室。



