縁側についた。 と、そこには先客がいた。 縁側に腰をおろし、朝日を浴びるその横顔に少し時を忘れる。 『...あお。』 あおだった。 私の声にゆっくりとこちらに顔を向けるあお。 「尊か。早いな。」 そう言って私に手招きをしている。