右を見るとお父さん。 左を見るとお母さん。 「ふふっ、嬉しいわ。」 「そうだな。」 ...私も嬉しい。 こんなこと親にしてもらったことがない。 暖かい。 私の頬が少し濡れた。 それを隠すように、 『....おやすみなさい。』 「「おやすみ。」」 きゅっ、と目をつむった。