「そろそろ、おいとましますか!」

依が私の緩んだ顔を見て更に笑顔になったと思えば、いきなりそう言い出した。


「えぇ、そんな!今日は泊まっていきなさい。お昼ご飯もそろそろたべましょう!」

と、お母さんがそう言った。


そう言えばもうお昼か。


そう意識したとたん急にお腹が空いてきた気がする。


「あぁ、そやそや。お昼どないしますか?」