「りりりょ、りょう、す、け!?」
力強い腕の中でもがきながら必死に声を上げたのに、更に強く抱きしめられた。
「ちょっと黙って。いつも意地っ張りの湊にこんな素直に可愛く謝られて、なけなしの理性を必死に奮い立たせてるんだから」
「り、理性?」
理性と戦う相手と言えば欲望?本能?どちらにせよ、私は今危機的状況って事だろうか。焦って声を出したのに、再度止められてしまった。
「黙っててって。丁度いいからさ、今から色々告白するよ。まず八年……違うな。湊と出会った時から話していい?」
声は私の頭の上から聞こえてくる。涼介のほっぺは私の顳顬辺りにくっついているから、体の中から響いて聞こえて、凄く近く感じる。
力強い腕の中でもがきながら必死に声を上げたのに、更に強く抱きしめられた。
「ちょっと黙って。いつも意地っ張りの湊にこんな素直に可愛く謝られて、なけなしの理性を必死に奮い立たせてるんだから」
「り、理性?」
理性と戦う相手と言えば欲望?本能?どちらにせよ、私は今危機的状況って事だろうか。焦って声を出したのに、再度止められてしまった。
「黙っててって。丁度いいからさ、今から色々告白するよ。まず八年……違うな。湊と出会った時から話していい?」
声は私の頭の上から聞こえてくる。涼介のほっぺは私の顳顬辺りにくっついているから、体の中から響いて聞こえて、凄く近く感じる。

