いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防

「俺に堕ちてよ、湊。二度と傷付けないって誓うから」

身体中を這う指と唇に惑わされて、魅せられて。心を晒した私は体まで涼介のものになった。


この時の私はまだ知らない。
数時間後に最上階の部屋の見取り図とカレンダーを見せられて引っ越しを急がされるのも、翌日には梨花さんは勿論、意外と恋愛話好きな部長にじっくり話を聞かれるのも。そしてそのどれもに困りながら、幸せな笑顔が止められない事も。





fin.