「ミズイさんが最近の難しい顔の理由、なんでしょ?さっさとくっついて、幸せな報告を細かーく、よろしく」
「え!?」
涼介に手を引かれ応接室を出る直前に見えたのは、梨花さんの好奇心とワクワクに満ち溢れた笑顔だった。
その笑顔を思い出し、どんな結論になっても細部の細部まで尋問されちゃうんだろうなぁ、きっと流れ的に部長にも報告しなきゃいけなくなるかもなぁ、とため息まで出そうなのに。そんな私の葛藤も気にせず、遅い昼食の用意をする涼介はご機嫌以外の何者でもない。
「ーーーとりあえず聞くけど、その機嫌の良さ、何?」
思いっきり不機嫌な声で聞いてやる。
「そりゃ、湊を捕獲したから、かな。だってほら、俺の連絡完無視されてたから」
「完無視って、それは……今日、連絡するつもりだったから」
「つもり、でしょ?きっときっかけ掴めなくて出来なかったくせに」
「え!?」
涼介に手を引かれ応接室を出る直前に見えたのは、梨花さんの好奇心とワクワクに満ち溢れた笑顔だった。
その笑顔を思い出し、どんな結論になっても細部の細部まで尋問されちゃうんだろうなぁ、きっと流れ的に部長にも報告しなきゃいけなくなるかもなぁ、とため息まで出そうなのに。そんな私の葛藤も気にせず、遅い昼食の用意をする涼介はご機嫌以外の何者でもない。
「ーーーとりあえず聞くけど、その機嫌の良さ、何?」
思いっきり不機嫌な声で聞いてやる。
「そりゃ、湊を捕獲したから、かな。だってほら、俺の連絡完無視されてたから」
「完無視って、それは……今日、連絡するつもりだったから」
「つもり、でしょ?きっときっかけ掴めなくて出来なかったくせに」