「湊、もう降参だろ?」
こんな勝ち誇った顔、見たことはない。私も梨花さん達と一緒にフリーズしたら、三橋社長がはぁっと息を吐いた。
「なんだよ、これ。俺は涼介に利用されたのか?そうだよ、考えてみたら妙だったんだ。急に連絡してきて、アーバンリサーチに挨拶に行こうなんて言い出して」
「まぁまぁ、落ち着いて。俺は一方的に三橋を利用したりしないって、分かってるだろ?」
「って事は利用したんだろうが!」
「まぁ俺に利があるのは間違いないが、三橋も一度アーバンリサーチを見ておきたいって言ってたんだ、メリットはあるだろ?こういうのは利用したとは言わずにウィンウィンって言うんじゃないかな」
「それは詭弁って言うんだ!ったく、学生時代から全く変わらないな。抜け目がない」
目の前で繰り広げられる、気のおけない会話を固まったまま聞いていたら、不意に涼介がこちらを向いた。
こんな勝ち誇った顔、見たことはない。私も梨花さん達と一緒にフリーズしたら、三橋社長がはぁっと息を吐いた。
「なんだよ、これ。俺は涼介に利用されたのか?そうだよ、考えてみたら妙だったんだ。急に連絡してきて、アーバンリサーチに挨拶に行こうなんて言い出して」
「まぁまぁ、落ち着いて。俺は一方的に三橋を利用したりしないって、分かってるだろ?」
「って事は利用したんだろうが!」
「まぁ俺に利があるのは間違いないが、三橋も一度アーバンリサーチを見ておきたいって言ってたんだ、メリットはあるだろ?こういうのは利用したとは言わずにウィンウィンって言うんじゃないかな」
「それは詭弁って言うんだ!ったく、学生時代から全く変わらないな。抜け目がない」
目の前で繰り広げられる、気のおけない会話を固まったまま聞いていたら、不意に涼介がこちらを向いた。

