「朝ごはん食べていく?今すぐ美依の分も用意するわよ?」


「うん……」


それから久しぶりに家族3人揃って朝ごはんを食べた。


あとから起きてきたお父さんもわたしがいることに驚いていて、喜んでいた。


久しぶりにわたしとご飯が食べられるのが嬉しかったみたい。


リビングにあるテレビからは朝の情報番組が流れていて、お母さんが作った朝ごはんを口に運ぶ。


しっかり、バランスのとれた朝ご飯は久しぶりだった。


いつもは知紘がグダグダしてるから朝ご飯を食べれなかったり、食べられたとしても簡単なものしか食べられなくて。


バタバタして、早く起きなさいって布団の取り合いして……


テレビなんて見てる暇なんかなくて


こんな落ち着いて朝ご飯を食べられたのは久しぶり。