大切なキミへ。

✱✱✱







「お足元お気をつけください。」

「ありがとう。」

「ありがとうございます。」






遥が礼儀正しいせいか、私の悪態が目立つ。






「お嬢様。」

「なに。」

「後でお話があります。」






お部屋に伺います、と礼をして自分の部屋へと戻っていく遥。