大切なキミへ。

「おはよ、叶愛。」

「おはよ、姫咲(キサキ)。」






声をかけてきたのは、華宮姫咲(ハナミヤ.キサキ)。


姫咲も華宮グループの令嬢。





私が通うこの学校は、みんな令嬢だったり御曹司だったり…

俗にいうお金持ち。








「今日は、暗い顔してるのね?」

「佐崎が話がある、っていうから気になっちゃって。」

「悪い話なの?」

「それがね、いい話って言うんだけど…」








いい話、っていうのが逆に怪しい。