大切なキミへ。

✱✱✱






とりあえず、ウェディングドレスに身を包み…


あれから1時間ほど経った。






「完成です!」




そう言った茅野さんは、私に鏡を渡す。







「うわ〜…」





その鏡に映った人物は、私とは思えないほど綺麗だと思った。






「本当にお美しいです…!」

「ありがとうございます…」

「幸せになってくださいね。」








茅野さんは涙ぐみながら私の両手を包み込む。