大切なキミへ。

姫咲と私が座っている後ろの席には、遥と那須くんがいる。






「ねぇ、叶愛。」

「ん?」

「修学旅行は、2泊3日。」

「うん?」

「存分に恋バナするわよ!」





こ、恋バナ…





「姫咲も好きな人、いるの?」

「まぁ…」

「だ、誰!?」

「それは…」

「それは?」

「那須くんよ。」

「……」






な、那須?

えっ…。





「那須くん!?」

「ちょっと、叶愛!」

「僕がどうかした?」





姫咲の口から出た名前に驚きが隠せず、大声で那須くんの名前を言ってしまった。