大切なキミへ。

「ええ。とてもいい事がありました。」





嬉しそうに笑う佐崎。
だけど、どこか寂しそうだった。






✱✱✱





「どうぞ。」

「ありがとう。」

「ありがとうございました。」







私の後ろでは、いつも恒例の佐崎と遥による会話が続けられている。