大切なキミへ。

「お嬢様。心配なさらないでください。」

「え?」

「西園寺様のご実家は…あ。いえ。
…西園寺様は本当に素敵な方です。」









佐崎は優しく私に微笑みかける。






「お嬢様。1時間後にお部屋に伺います。」

「分かった。」

「あちらにかけてあるドレスを着てお待ちください。」






佐崎が手を向けた先には、深みのある赤のドレスが飾ってある。