数分のうちに様々な書き込みがされている。


みんな混乱と恐怖に包まれているようだ。


偽物だと言う人と、本物だと言う人は半々くらい。


けれど、どれもただの憶測だった。


詳しく理解している人は1人もいない。


「イズミ……」


沙良の手があたしの肩を掴んだ。


「え?」


「イズミも呟きサイトに登録してるんだよね?」


その質問にドキリと心臓が跳ねた。


その通りだ。


ここ数日は色々あって放置しているけれど、あたしも登録者の1人。


あの砂嵐動画と無縁とは言えないのだ。