「仮にこれが本当の事だとしても、沙良はもうサイトを退会してる」
あたしはジッと博樹のスマホを見つめてそう言った。
退会していたら、当然拡散だってできない。
仮にこの書き込みが本当だとしても、沙良が助かるかどうか、わからないのだ。
「もう1度登録してみる」
沙良はそう言い、スマホを取り出した。
慣れた手つきで呟きサイトの再登録して行く。
以前までのデータを引き継ぐことができればいいけれど……。
「……ダメ。全部最初からになってる」
登録を終えた沙良がため息交じりにそう言った。
今まで呟いたことも、拡散されてきた呟きや動画も、すべて消えているようだ。
「博樹はその書き込みの通りにやってみるといいよ」
「沙良……」
博樹は沙良の事を気にしながらも、動画を拡散したようだ。
こんなことをしていたら、あたしや寛太のところまで動画が流れて来るのも時間の問題だろう。
その前に、なんとかしなきゃいけない。
あたしはジッと博樹のスマホを見つめてそう言った。
退会していたら、当然拡散だってできない。
仮にこの書き込みが本当だとしても、沙良が助かるかどうか、わからないのだ。
「もう1度登録してみる」
沙良はそう言い、スマホを取り出した。
慣れた手つきで呟きサイトの再登録して行く。
以前までのデータを引き継ぐことができればいいけれど……。
「……ダメ。全部最初からになってる」
登録を終えた沙良がため息交じりにそう言った。
今まで呟いたことも、拡散されてきた呟きや動画も、すべて消えているようだ。
「博樹はその書き込みの通りにやってみるといいよ」
「沙良……」
博樹は沙良の事を気にしながらも、動画を拡散したようだ。
こんなことをしていたら、あたしや寛太のところまで動画が流れて来るのも時間の問題だろう。
その前に、なんとかしなきゃいけない。



