俺と藍羅は自然と口角をあげる
『よく言ったじゃねぇか!!
その願い、叶えてやるよ。』
「仲間のためなら俺は組だろうが関係ねぇ。
ぶっ潰すまでだ。」
「お主らに何が出来る?
たかがガキの分際でこの人数相手に出来るのか?」
さっと後ろの男が手を上げると、続々と組員が姿を現す
「えぇ〜、まだこんなにいたの〜?」
「……めんどくさ。」
航のやつ何してんだよ
「それにお主らREDMOONは少し調べさせてもらった。
幹部だけで来たようだが、今頃倉庫はどうなっているだろうなぁ?
血祭りになってるかもなぁ?」
「そんなの卑怯だよ!!」
「この世界に卑怯もクソもねえんだよガキ。
お主らが警告を無視してここまで来たんだろう?」
あぁ、だめだ……
もう終わりだ……
もう……我慢出来ねぇ
『ククククッ……ッ、』
「なにがおかしい。」
『あぁ、悪ぃ悪ぃ。
あまりの馬鹿らしさについ笑っちまった。』
「なんだと……?」
やっと表情が変わったなおっさん
それを待ってたんだよ俺は
『まだ話してねぇことあるよなぁ?
おっさん。』
「……。」
『間違いは3つ。
その1、五十嵐の話には隠されている事実があること。
お前、おかしいと思わなかったのか?』
「な、何の話や……。」
『確かに、繁華街で絡まれるのはいつものことだったかもしれねぇ。
だが、それでもお前は蹴散らしてきた。
じゃあなぜその日は勝てなかったと思う?』
「人数が多かったからじゃないの〜?」
まぁゆっくりといこうじゃねぇか
"向こうが片付け終わるまで"
しばらく考えて、五十嵐は何かに気づいた顔をした
「そういえば、あの時のやつら見かけに寄らず強すぎたんや……。」
『そう。相手が強かった。
それもそのはず。
そいつらは、不良のフリをした宮平組の組員だったんだからな。
なぁ?おっさん。』
おっさんはまだ何も喋らない
『そして繁華街には凄い数の建物がある。
なのになぜお前の父親は五十嵐の居場所に気づけた?』
「それは……たまたま親父が見とって……、」
『違うな。
あれは偶然じゃなく、仕組まれてたんだよ。
どうせタイミング計って組員が父親に居場所伝えたかなんかしたんだろ。
繁華街の喧嘩なんてそこら中で起きてんだ。
偶然なんかで見つけてたら、みんな助けられてるっての。』
おっさんの表情が変わってくる
おっさん
この状況での無言は、肯定なんだぜ?
「……どういうことや組長っ!!」
「……そやつが言っていることは本当だ。
それも全て、お前の力欲しさにしたことだ。」
さらりとしょうもない理由を言うおっさん
藍羅たちは殺気を醸し出し、五十嵐は絶望していた
「そんな……そんな理由で親父を殺したんかっ!!」
「父親を殺したのはお前だろう?
お前の行いがあんなことを引き起こしたんだろう。」
「……っ!!」
悔しそうに唇を噛み締める五十嵐


