私たちと慧の関係を、終わりにしてしまう言葉
慧の過去を知ってしまっているから余計に……胸が苦しい
あぁ、また私は……みんなを傷つけたのか
戦いたいっていってまた何も出来なかった
「な、なんで……?
僕たちなんかした……?」
「そうやない。これは俺の意思や。」
「だって……こないだだってあんなに楽しかったじゃん……っ。
慧だって、僕たちと一緒に……笑って……っ」
ねぇ、慧
今あなたがどんな顔してるか分かってる……?
「あの時は……ホンマに楽しかった。
最後に良い思い出が出来たと思っとる。」
本当は今にも泣き出しそうで
「最後……って……なんで……っ?
僕には、僕たちにはっ、なんで慧がいなくならなきゃいけないのか全然分かんないよっ!!」
助けて、って顔に書いてあるんだよ……?
「ごめんな。お前らといれて、楽しかった。」
慧は、私たちの顔を見ることなく背中を向けた
もうこれ以上何も言わないでくれ
慧の背中が、そう言っているかのように小さく見えた
暴走の前に見たあの背中は……もう見えなくて
「まぁ、そういうわけだから。
こいつはもう宮平組のもんっつーことだ。」
大輝たち何も言わず、慧が去っていくのをただただ見ているだけだった


