「……乗っていいの!?」
「……大輝。」
振り向くと、大輝は呆れた顔をしながらも
「絶対守れ。」
了承してくれた
「……任せて。」
「大輝、ありがとう!!」
「俺もあとでいく。」
窓から紫苑のバイクに飛び乗る
紫苑のバイクは静かで乗り心地がいい
「クロ、フード被っておけ。
あまり顔を晒すな。」
「うん!!」
大輝に言われた通り、フードを深く被る
「……じゃあ、いくよ。」
「レッツゴー!!」
すごい……っ!!
暴走って、みんなと一緒に走るって……気持ちいいっ!!
紫苑はバイクの間をすり抜けてぐんぐん前に出る
「あ!紫苑ずるい〜!!
僕もクロちゃんと一緒に走りたい〜!!」
「……早い者勝ち。」
「お嬢さんも楽しんでるみたいだね。」
気づいたら集まっている幹部たち
翔の後ろには大輝が乗っていて
慧を探してみると、1番前で人一倍暴れている
本当に……
「暴走って最高!!
みんな!!ありがとう!!」
遠くの子にも聞こえるように
私の言葉に返してくれたりしてくれて、本当にみんなと知り合えて良かったと思った
世間からみたら私たちは外れている存在なのかもしれない
おかしいやつらだと笑われるかもしれない
でも、それでもいい
この瞬間こそが私たちの全てなのだから
この胸の高鳴りを、私は一生忘れたくないと思う


