「今日はREDMOONが誕生した日だ。
燃やせ。己の内に秘めたものを。
燃やせ。俺らの前に立ちふさがる敵を。
俺たちを止めることは誰にも出来ねえ。
いくぞっ!!」
響き渡る声
誰もがこの日を心待ちにした
その証拠に、REDMOONには多くの仲間が集まった
幹部の傘下のところは、倉庫に入りきらなくて外まで溢れている
「この人数で走るんだ……。」
「……走りも、終わったあとも大変。」
特攻服に着替えた紫苑は気だるそうにしてる
人混みがあまり好きじゃない紫苑は人に酔ってるみたい
でも、いつもの紫苑じゃないみたいで……
「紫苑、かっこいいね。」
「〜〜ッ////、べ、別に。」
「紫苑?顔赤いけど大丈夫?」
覗き込んでみるけど、紫苑に手で制された
「クロ、お前は車に乗れ。」
……あぁ、これが長か
みんなと少し違う特攻服は、大輝が着ることでキラキラ輝いていた
髪もあげていつもより大輝の鋭い瞳が見える
ただ普通に着こなしてる大輝に、少し胸が高鳴った
「クロ?」
「……だ、大輝もかっこいいねっ!!」
「……まぁな。」
ぐしゃぐしゃと私の髪を撫で回して歩いていった大輝
大輝の手の余韻が残る
「……クロ、いっておいで。」
「クロちゃん!今日は楽しもうね〜!!」
「お嬢さんの初の走り、盛大に盛り上げないとね。」
「うん!3人とも気をつけてね!」
特攻服着てるけど、中身はみんなのまま
それがなんか笑えてくるけど……
……やっぱり、遠いなぁ


