「大輝、どうかした?」
上に上がると、大輝と翔がパソコンで何やら話し合いしていて、紫苑はソファーで寝ていた
ここは相変わらず静かだなとしみじみ思った
「あ、お嬢さん。ちょっと座って。」
眼鏡をかけている翔はレアだな
パソコンに眼鏡男子……うん、様になる
「お嬢さんを呼んだのはね、今度ある走りについてなんだ。」
あぁ、バイクで街中を走り回るやつか
「七夕の日はREDMOON誕生の日だ。
だから一番大きなイベントになる。」
「それでね?その後に誕生会をやるんだけど、それ初代から全部来るんだよね。」
じゃあ結構な人数になるんだろうなぁ
私は端っこで隠れて過ごせればいいな
「お前のことをそこで紹介する。」
前言撤回
隠れてなんて無理みたいだ
「何で私を?」
「お前がREDMOON誕生きっての女だからだ。」
そう言えば、誰かがそんなこと言っていたようなないような
困ったなぁ……
あんまり目立ちたくはないんだけど……
「私はそこで何をすればいいの?」
「一言言ってくれるだけでいいんだよ。」
すごい簡単に言ってくれるね
それ、結構難しいんじゃ……?
「分かった。何か考えておくよ。」
「うん、ありがとう。
じゃあ話も終わったことだし、後はどうぞ。」
「あぁ。」
急に横で立ち上がった大輝を見上げてみれば、お決まりのように腕を掴まれた


