「凜、もう大丈夫なの?」
「フフッ、全然平気だよ〜。もう元気百倍!!」
あれから凜は、安静にするということで倉庫にあまり来ていなかった
あの日から1週間が過ぎ、この間2人で話をしたベンチから下っ端くんたちを眺める私たち
同じ場所でも、明らかにこの間とは違う気持ちで
「クロちゃん、ありがとうね。」
「何が?」
「"本当の俺"を受け入れてくれて。」
「……ッ、だって……凜は凜でしょう?」
本当も嘘もない
どちらも凜でどちらの人格も、凜には必要だった
「フフッ、そうだね〜。」
「……口調は直さないんだ?」
「もうこれが当たり前になってるから戻さなくてもいいかな〜って。
それに、悠と打ち解けたからって僕の罪が消えた訳じゃないからね〜。」
凜は、下っ端くんたちの輪にいる悠を見ていた
「でもね?
罪が消えた訳じゃないけど……少しは前を向けた気がするんだ〜。
悠と一緒に背負って、新が僕たちの背中を押してくれて、クロちゃんがそれを見守っててくれる。
そう実感出来るから。」
そう言った凜は、もう今までの凜じゃない
過去の凜はゆっくりと溶けていった
「凜は……可愛いから好き。」
もう何も言わなくても大丈夫だと思った
「え、ちょっ、可愛いからってどういうこと〜!!
普通に好きって言ってほしいのに〜……。」
「好きだよ?」
「……〜〜ッ/////!!!」
凜の顔がみるみる赤くなる
拗ねたり照れたり、凜は忙しいなぁ


