ぶらほわバタフライ




「……ん……ッ、」





身体に違和感を感じて目を覚ましてみれば、鎖で吊るされている状態で拘束されていた





「なにこれ……。」





ちょっと動かしてみてもジャラジャラと音を立てるだけで、すぐに諦めた



体力使うの無駄だし



この状態……あの時追ってきてた人たちに捕まったって感じかな……



見たところ何もされてないみたいだし



これからどうしようか考えていると、不意に扉が開かれた





「何で見張りなんか……ってアレ?もう起きたんだ?」





うわ、何か変な人入ってきた





「ちょっと待って。俺は変じゃない。」



「……私、別に何も言ってない。」



「瞳が完璧にそう言ってた。
もう冷めた瞳で見てたじゃんか。」





あら、バレてたのね





「ったく、何でこんなに冷静なんだよ……。
流石っていうか何ていうか……。」





頭をガシガシとしながら溜め息を零す男



私を見張っていろと頼まれでもしたんだろうか





「まぁ何ていうか……俺は変人じゃないから。
ちゃんと桐谷奏(キリタニ ソウ)って名前があるから。」



「奏……。私はクロ。
それで?コレは外してもらえないの?」





コレとは鎖のこと



吊られてる状態って手首が痛くなるんだよね





「あー……取ってやりたいのは山々なんだけどね。
今はちょっと無理かな。」



「そっか。じゃあいいや。」





奏は悪い人じゃないみたいだし、いつか外してくれるでしょ





「クロってマイペースだね。
クロはREDMOONの仲間なの?」





何て言うんだろう





「仲間って証が必要なんだよね?」



「まぁ……そうだけど。」



「なら、私は……仲間じゃない。」



「は?」