重い瞼を持ち上げると、そこは倉庫だった
身体を動かそうとしてみても思うように動かず、足元を見れば縄で縛られ、事故の衝撃で身体中が悲鳴をあげていた
「これじゃ動くわけないか……。」
クロちゃんをバイクに乗せて走ってたらつけられて、それから……事故にあった
クロちゃん……ッ
見回してみても誰もいなくて、しかも自分は拘束されてしまっている状態
身体の傷から見て力も出せない……
一体誰がこんなこと……
だが、そんな俺の疑問もすぐに明かされることとなった
「お目覚めかァい?深魁さんよォ。」
扉の方を見れば、暗闇に影が一つ
「……ッ!!テメェは……ッ」
「へェ……俺のこと覚えてやがンのかァ。
あン時は世話になったなァ?」
この口調
忘れるはずがない
俺が絶対に忘れちゃいけない人
「風間(カザマ)……どうしてテメェが……ッ」
「あァ?
ンなのお前が一番分かってるンじゃねェのか?
やっと……やっと復讐できンだよ……。」
その瞳からは俺に対する殺意で溢れていた
その気になればいつでも殺してやる、と瞳が訴えていた
「ンなことより……そんなんじゃ助けにいけねェなァ?
大事な大事なお姫さんをよォ?
今頃どうなってっかねェ?」
クロちゃん……ッ!!
「おい!!クロちゃんはどこにいる!!」
クロちゃん、君だけは俺が助けなきゃいけないのに……ッ!!
「さァ、時間だぜェ?
連れてってやるよ……地獄になァ!?」


