「凜。」
「分かってるよ。
じゃあ、また後で……ねっ!!」
凜と慧の会話が終わると、突然凜が進路を変えた
「凜!慧と分かれて良かったの?」
「クロちゃん、落ち着いて聞いてね?
僕たちつけられてる。」
促されて後ろを少し振り返れば、いつの間にかそれらしきバイクが4台もいる
「……いつから?」
「多分学校からずっと。
どこの奴らかは分からないけど、用があるのはどうやら僕たちの方だったみたいだね〜。」
相手を撒こうと右へ左へ曲がってみるけれど、バイクの数は減らなくて
「チッ、ほんっとにしつこいなぁ……ッ!!」
「凜……!!私、降りる。」
2人より1人の方が早く走れる
凜だけでも逃げてほしい
私は飛び降りれば何とかなるし
「バッカじゃねぇの!!
クロちゃんは俺が絶対守ってみせる……ッ!!」
でも、このままじゃ……
その時、前方に突然トラックが現れた
「凜ッ!!危ないッ!!」
急に現れたトラックに、撒くためにスピードを出していた凜は避けられず……
キキーーーッ!!!!ドガアァァァアンッ!!!!
反動で投げ出された私の視界に、遠くで倒れている凜が映った
「り……ん……ッ」
凜に向かって手を伸ばす……が、私の意識はそこで途切れた


